1 妊娠・出産の循環生理と疾患別特徴
 先天性心疾患患者の多くは,一般と同様に妊娠・出産が可能であるが,複雑心疾患修復術後など中等度リスク以上の場合は,妊娠中,出産後の母体,胎児合併症を認めることがある.また,母体,胎児ともにハイリスクな一部の疾患では,妊娠前に再手術を行っておくか,避妊あるいは妊娠を中断することが推奨される.先天性心疾患修復術後の妊娠と出産の詳細は,循環器病の診断治療に関するガイドライン「妊娠出産の適応管理に関するガイドライン」,「心疾患患者の妊娠・出産の適応,管理に関するガイドライン(2010年改訂版)」, http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2010niwa.h.pdfを参照のこと.
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先天性心疾患術後遠隔期の管理・侵襲的治療に関するガイドライン
(2012年改訂版)

Guidelines for Management and Re-interventional Therapy in Patients with Congenital Heart Disease Long-term after Initial Repair(JCS2012)
【ダイジェスト版】