2 術後の侵襲的治療
 初回手術後の狭窄ならびに閉鎖不全に関する再手術回避率は45~ 86%で,再手術の頻度は高い.約半数以上で再形成術が行われるが,初回手術より弁置換術の比率は高い.

 先天性心疾患の僧帽弁疾患は発生頻度が低いことから,再手術適応に関する基準は明確でない.初回手術の適応を参考にして再手術の検討を行うことを推奨する(クラスⅡ a,レベルC).
目次へ
Ⅱ 各論 > 15 僧帽弁狭窄・僧帽弁閉鎖不全 > 2 術後の侵襲的治療
 
先天性心疾患術後遠隔期の管理・侵襲的治療に関するガイドライン
(2012年改訂版)

Guidelines for Management and Re-interventional Therapy in Patients with Congenital Heart Disease Long-term after Initial Repair(JCS2012)
【ダイジェスト版】