心筋障害
前負荷・後負荷増大
ジギタリス
β遮断薬
ACE阻害薬
スピロノラクトン
慢性心不全時の病態と神経体液性因子
〈降圧系〉
ANP, BNP分泌(亢進)
血管内皮,NO産生(低下) 〈昇圧系〉
圧受容器機能(低下)
交感神経 (亢進)
レニン・アンジオテンシン・
アルドステロン系(亢進)
エンドセリン分泌(亢進)
慢性心不全治療薬
心血管系リモデリング
(心筋肥大・繊維化
血管平滑筋増殖)
血管内皮機能障害
血管収縮
体液貯留
刺激作用:
抑制作用
アンジオテンシン
AT1
受容体拮抗薬
1 心不全の病態
慢性心不全では,交感神経系,レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系,サイトカイン,ナトリウム利尿ペプチドなどの昇圧系因子の作用を抑制することが治療の基本となる(クラスⅡb,レベルB)
(図1)
.先天性心疾患でも同様の症候,検査結果が認められ,心不全の病態が存在することが明らかになってきており,多くの報告がみられている.また,右室機能不全を認めることが多く,カテーテル治療,再手術が有効であることが少なくない(レベルC).
図1 慢性心不全時の主な神経体液性因子と治療薬の関係
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先天性心疾患術後遠隔期の管理・侵襲的治療に関するガイドライン
(2012年改訂版)
Guidelines for Management and Re-interventional Therapy in Patients with Congenital Heart Disease Long-term after Initial Repair(JCS2012)
【ダイジェスト版】